今日の一善
今夜は、息子に天体望遠鏡の使い方を教えた。
蒸し暑くて、ぬるっとした風。汗を垂らしながら、望遠鏡のレバーを必死で調節する。
「見えた!」
月が視野に入った瞬間、息子の声が弾ける。
顔は赤く、目はきらきらと輝いていた。
レンズの中には、光り輝く三日月と、そのクレーター。
その結果
息子はずっとレンズを覗いていた。
やがて、月がゆっくりと視界から外れていくのに気づく。
「結構、月って動くんだねえ」
その声と笑顔を見ていたら、なんだか泣きそうになった。
気づき・学び
世界は悲しいこと、嫌なことが起きる。
でも、月は出るし星も輝く。
そんな美しいものを見ていると、世界も捨てたものじゃないなって思う。
そして、世界の美しさや面白さに気づいて、屈託のない笑顔を見せる息子にも・・・。
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